※冒頭の二コマはTwitterに投稿したマンガのことです。
コルクラボマンガ専科第8期も、もうそろそろ終わったのだろうか。(部外者なのでよく知らない)
ここ数か月「#コルクラボマンガ専科」のハッシュタグを勝手に使わせてもらい、投稿を続けていた。意外にいい数字が出るので、落ち込んでいた気分がずいぶん救われた。それまではインプレッション数が二桁を超えることはなかったのに、「#コルクラボマンガ専科」のハッシュタグをつけるだけで、簡単に100は超える。このまま、この水準を維持してくれればいいのだが、これが終わってしまうと、また元の寂しい状態に戻ってしまうのだろうか。
SNSなどに手を出す前の自分は、世間の人々がアクセス数だの「いいね」の数などに一喜一憂している風潮を、どこか小馬鹿にしていた。
ところが、いざ自分が始めてみると、まさに自分が嗤っていた人々のメンタリティを正確にトレースすることになってしまった。
始める前は、どうなると思っていたのだろう。
自分が描くマンガが大ブレイクする、などということは全く夢想だにしていなかった、とは言わないが、まあ、ないだろうとは思っていた。
しかし、ネットの海は広大だ。自分の好きなように描いていたら、少数ながら趣味嗜好の近い人に見つけてもらって、それなりの読者がつく、とは思っていたのでないか。
まさか、ここまで悲惨な事態になるとは想定外だった。
投稿を始めて数か月経っても、インプレッション数は数えるほどしかなく、「いいね」もつかず、フォロワーもつかない、という状態が続くにつれ、さすがに「数字に汲々とする世間の人々」を小馬鹿にしていた私も、内心穏やかではいられなくなった。
そもそも、このレベルの数字だと、ほとんど読者がいない、というより、はっきり言ってゼロではないか、という疑念もよぎる。誰ひとり読者のいない作品をせっせと投稿し続けているのかと思うと、さすがにキツくなってきた。
Twitterだから駄目なのかと思い、マンガ投稿サイトに手を出してみたところ、さらに悲惨な結果になり。決定的なダメージを受けた。千や万単位のPV数が飛び交う中、自分のマンガだけがなぜか一桁。システムのエラーを疑うようなレベルの極端な数字に、膝から崩れ落ちるほどの衝撃を受け、しばらく立ち直れなかった。
そんな中で救いの手を差し伸べてくれたのが、コルクラボの課題群だった。
オリジナルマンガを描くかたわら、これらの課題に勝手に回答することでずいぶん気がまぎれた。しかし、それももう終わってしまった。
これまでSNS界隈をウロウロしているうちに、飛ぶ鳥を落とす勢いの人たちの姿がずいぶん視界をよぎった。しかし自分は、もうどうあがいても、決してそちら側には行けないようだ。と言うことを受け入れた上で、では自分はどうしたいのか。別に誰からも強制されていないのだから描き続ける義理などないのだ。
まず、自分のマンガがウケることは、この先もない、読者がいるのかどうかもわからないという状態がこの先も続く、この二点を冷静に受け止めた上で、さてと、これからどうしようかな、というところである。
(了)
※SNSに投稿して一、二ヶ月経った、今年の四月から五月にかけての頃が精神的に一番キツく、同趣旨の愚痴を繰り返していた